🚽信念が人を強くする

おはようございます🌞

みなさん、今のお仕事をするようになったきっかけは何ですか?

手に職つけるため・・・と「自分の能力でできる職業だから」という方もいれば

子供の頃からの夢・・・と「自分でその職業をする為に努力してきた」という方もいるでしょう

私はというと正直どっちも? みたいな中途半端な感じなんですが

一応、今の「宿泊業」に関わりたいと思うきっかけを作った過去があります

 

それは私が学生時代の頃、とにかく高校に行くのが嫌で仕方なくて

家族に行先も告げず家出した時の事です

その時はなけなしのお金を持って沿岸の方まで逃亡していました

季節は2月。 まだ雪がしんしんと降っていて、外気温ももちろん氷点下

最初の1週間はビジネスホテルに宿泊し、チェックアウトギリギリまで時間をつぶし

日中はただただショッピングセンターを彷徨うだけ

 

ほとんど先のことなど考えてもいませんでした

ただ現実から逃げることのほうが、自分のすべてになっていました

 

やがてお金が尽きてホテルにも泊まれなくなり、なぜか連絡船で近くの島まで渡り・・・

釣りをしてみようかと試みますが、釣っても食べれるわけもなく

本当に心身共に「生命力」がほとんど無くなっていました

 

容赦なく吹き付ける凍てつく風から逃れるために公衆トイレに籠りました

陽が落ちて、寒く、暗い公衆トイレの中で

便座カバーの保温機能で暖をとっていました

うずくまっていると、反応しなくなった人感センサーの照明が消えたりするのが

自分が人間として認識されてないみたいなんて思ったりして・・・

そして長い夜が始まりました

 

自分の生命が危うくなった時、生きるか死ぬかの選択を迫られた時

心に浮かんだのは家族でした

ここで終われば、あまりに不孝ではないか

私はまだ死ねませんでした

 

凍える足先を便座カバーで温めながら一晩、朝日を待ちました

あたりが明るくなってきた頃、トイレから出て近くの自販機でココアを買ったのを覚えています

そこから結局、紆余曲折を経て約2週間ぶりに家に戻りました

 

長々と書きましたがつまりこの体験から何を感じ取ったかというとですね・・・・

一晩ベットで眠れるということは、とても幸せなことなんだ

ということなんです

今日の宿が取れないということは本当に大変なことです

なので宿泊できる部屋を提供するというのは、私にとっては人助けなんです

過去の自分みたいな状況の人はそういないとは思いますが

なるべくお客様に快適な宿を提供したいという信念は、この経験からきているのかなと思います

 

でもホテルで働きたいと思ったきっかけは

昼にやってたドラマのフロントがかっこよかったからです

まぁ、そんなものですよね

 

フラワーホテルでは、TEL予約に加えてネット予約なども可能です。

お日にちには余裕をもって早めにご予約されることをお勧めします。公衆トイレで凍えないように

今後ともフラワーホテルをよろしくお願い致します🌸

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